午後1時からの記者会見を見て、自分ならもっと違うやり方をすると思ったことはありませんか?もし自分が権力者だったらどうなるか、今がそれを知るチャンスです。
ターマキ・マカウラウ(マオリ語でオークランドを意味する)の科学教師であるピーター・ウィルス(Peter Wills)氏は、Te Pūnaha Matatini(ニュージーランド複雑系研究センター)のモデリング研究を基に、オンラインのテキストアドベンチャーゲームを作成しました。
このゲームでは、あなたが首相になって、自分の判断でCovid-19を止められるかどうかを試します。
ゲームでは週ごとに情報が与えられ、午後1時の記者会見でどのような対策をとるかを決定します。最後には、ファーナウ(マオリ語で家族の意)のクリスマスランチで、みんながあなたの政策についてどう思っているかを正確に伝えます。
ピーター氏は、記者会見で落ち込んだ後、1週間前からゲームを始めたといいます。
「1週間ほどかけて、土曜日の朝に終わりました。ターマキ・マカウラウの多くの人々と同様に、私も感染者の増加について少し落ち込んでいたので、それに立ち向かうのにとても癒されました。
「また、ショーン・ヘンディ(Sean Hendy)氏やTe Matatini(ニュージーランド全土からカパ・ハカのパフォーマーが集う芸術祭・競技会)のチームが使用しているモデリングシステムについても学ぶことができ、とても楽しかったです。」
ウィルス氏によると、このゲームの制作には60~70時間を要したそうで、いくつかの異なる経路があり、すべての結果が異なるとのことです。
「ですから、今からクリスマスまでの各週、あなたは選択することができます。選択肢は4つあり、それぞれの選択肢には、次の週に何が起こるかを伝えるちょっとしたダイアログがあり、それから次の(午後1時の)ブリーフィングに戻ります。つまり、選択肢のセットはいつも同じで、最終的には年末になって辞任し、家族のクリスマスやファーナウランチ(ファーナウは家族の意)に行って、家族全員があなたの任期中の感想を正確に伝えてくれるのです。」
これまでの反応はポジティブなもので、厳しい1週間の中で、少しでも喜びをもたらすことができたことにやりがいを感じていると語っています。土曜日以降、2万人近くの人が首相の座を狙っています。
このゲームが政府への共感を呼ぶと思うかと聞かれたウィルズは、「少しでもそうなればいいと思いますが、政府の責任を問うことも重要だと思います。けれども親切であれというメッセージには本当に共感します」と答えました。
情報元:RNZ News