海岸浸食と海面上昇により、ホークスベイの人々は自宅から追い出されるかもしれません。
最近発表された報告書によると、今後20年間で100軒以上の海岸沿いの家屋が危険にさらされる可能性があるとのことです。
ホークスベイ広域自治体(カウンシルとも)のために作成されたこの報告書によると、今後20年間に何もしなければ、フィリナキ(ネイピア真北)の43軒、ハウモアナ(ネイピア真南)の21軒、および他数カ所の住民は、移住しなければならない可能性があることがわかりました。
フィリナキに住むオリビア・フィンレイ(Olivia Finlay)さんは、引っ越しの可能性について悩んでいました。
「ちょっと複雑な心境です。海はかなり上まで来ていますが、道路の反対側には決して近づかないし、私たちは反対側にいるので、かなり遠いんです。でもやっぱり、近いから問題なんです。」
しかし、彼女はまだ動きたくないと思っているようです。
「嫌ですね、この家も海辺の生活も大好きなのに。」
地方自治体の代表で構成される委員会は、住民を移住させる必要があるのか、それとも防潮堤などの海に対する防御策を講じるか、まだ決定していません。委員会の広報担当者は、いつ決定されるかは言えず、まだやるべきことが残っていると述べています。