子どもをいつから学校に通わせればいいのですか?
ニュージーランドでは、5歳から6歳の間から学校に通うことができます。すべての子どもたちは、6歳の誕生日までに学校に入学しなければなりません。
学校に通い始めたお子さんは、毎日学校に行かなければなりません。これは、従来の規則では6歳からしか出席できなかったものを変更したものです。
早めに入学することで、学校側の計画にも役立ちます。学校が決まったら、すぐに学校に連絡して、子どもを入学させ、入学時期を調整し、お子さんが学校に慣れるように見学を手配しましょう。
コーホート入学(集団入学)
お子さんが通う学校がコーホート入学を採用している場合、新入生は6歳になるまでの間、1年を通してグループでスタートします。
2020年からは、新規入学者は5歳になってからしか入学できなくなり、入学時期は1学期につき2回(始点と中間点)となります。
コーホート入学を採用する学校は、まず地域と相談する必要があります。
転校について
お子さんが何らかの理由で転校する場合は、学校に転校することと転校先を知らせ、新しい学校に入学したことを確認する必要があります。これには、新しいプライマリースクール、インターメディエイトスクール、セカンダリースクールへの転校も含まれます。
お子さまが新しい学校に入学されると、すべての個人記録が前の学校から送られてきます。
子どもを入学させるにはどうすればいいですか?どのような書類を用意すればいいのですか?
学校やクラに直接申し込んでください。申し込み方法や申し込み用紙については、各学校にお問い合わせください。
入学時に必要な書類
どのような書類が必要なのか、学校やクラに確認してみましょう。以下のようなものが必要となります。
- お子様の年齢を証明する出生証明書またはパスポートのコピー
- 予防接種証明書のコピー(この証明書はWell Child Bookの巻末に掲載されていますが、かかりつけの医師にコピーを依頼することもできます)
主治医の連絡先を含む医療情報 - 学校が知っておくべき法的文書(例:親権協定、アクセス協定など)
- お子さまが幼児教育を受けていた場合は、国民学生番号(National Student Number, NSN)、ECE(Early Childhood Education, 幼児教育)離脱者の記録
- 連絡先 – ご家族の電話番号と住所、学校やクラが緊急時に連絡できる人。
好きな学校に子どもを入学させることはできますか?
学校が「入学許可スキーム(enrolment scheme)」を採用している場合、つまり学区制を採用している場合は、学区内に住む家族の入学を制限する権限が与えられています。学区制の学校に子どもを通わせたいと思っても、あなたが学区外に住んでいる場合は、その学校への抽選を申請しなければなりません。
子どもが学校に行く準備をするにはどうしたらいいですか?
お子さんが学校に慣れるためのアイデアをいくつかご紹介します。
- お子さんと一緒に学校やクラを訪れる
- 校長先生や先生にお子さんを会わせる
- 登校前に、先生と一緒に学校に慣れるための訪問をする
- 週末に学校で遊びましょう。走り回ったり、遊具に登ったり、グラウンドでボールを蹴ったりしましょう
先生に子どものことを相談する
先生が子どものことをよく知っていれば、子どもの学習をサポートすることができます。先生に相談して、次のようなことを教えてください。
- お子さんに健康上の特別支援が必要な場合、どのように対処すればよいか
- お子さんの好きなこと、得意なこと、嬉しいこと
- 放課後の計画や、あなたができないときに誰が子どもを迎えに行くかなど
- お子さんの気持ちに影響を与える可能性のあること。
子どもが必要とする実用的なスキルを教える
お子さんが学校に通う前に、以下のことができると便利です。
- 靴を履く
- コートを着たり脱いだりする
- トイレに行って、手を洗う
- 鼻をかむ
- 指示された場所にカバンを広げて掛ける
- 喉の渇きを感じたら、水を飲むことができる
- 必要なものを求めることができる
学習の準備を整える
次のような子どもは、授業に参加しやすいでしょう。
- テーブルの椅子に座って、短時間でアクティビティを行うことができる
- あなたから離れていても大丈夫
- 順番を守ったり、待ったりすることができる
- 色の名前を知っている
- アルファベットの文字を知っている
- 1から9までの数字を知っている
- 鉛筆を正しく持つことができ、ハサミを使うことができる
- 自分の名前を書くことができる
- 絵本を持ち、ページを丁寧にめくることができる
入園・入学準備のためのチェックリスト
初めての学校への入学や新しい学校の始まりは、ご家族全員にとって新しい刺激的なステージです。これらのチェックリストは、最初の日をスムーズに過ごすための重要な事項を網羅しています。また、新しい学年になったときに、お子さんを落ち着かせるのにも役立ちます。
お子さんのスクールバッグの中には
- お弁当と水筒。お子さんにお弁当作りを手伝ってもらいましょう。朝のお茶と昼のお茶は何かを話し合う。
- 鉛筆、練習帳、その他学校からお子さんに持ってくるように言われたもの。学校が始まる前にリストをくれる学校やクラもあれば、最初の週にリストをくれるところもあります。
- 春・夏学期には、日よけのための帽子と日焼け止め(出発前に家でも日焼け止めを塗っておくとよいでしょう)。
- 秋・冬学期には、暖かい帽子と、寒さに備えて何枚か重ね着をします。
- 帽子や靴、トレーナーなど、すべてのものにお子さんの名前を記入します。服のどこに自分の名前が書いてあるか、お子さんに教えてあげてください。
- 着替え初めて学校やクラに入るお子さんは、特にトイレのアクシデントを起こしやすいため、着替えがあると安心です。
出かける前の朝に
- 早起きをして、準備の時間を確保し、子どもが焦ったりストレスを感じたりしないようにします。
- 栄養価の高い朝食をとること
- 制服がない場合は、お子さんが自分で管理しやすい服や靴を選ぶこと。
- 学校やクラに行くときは、時間に余裕を持って行くこと。通学路では、一日の流れや家に帰ってから何をしたいかなどを話してみましょう。
学校に着いたら
- お子さんと一緒に教室に入って、子どもと一緒に先生に「こんにちは」など挨拶をします。
- もし、あなたが子どもを迎えに行かないのであれば、放課後の準備について先生に伝えておきましょう。ただし、最初の数回はあなたが迎えに行った方が、子どもが早く慣れることができます。
- 子どもにトイレの場所を教えたり、思い出させたりします。また、一日の終わりにどこに迎えに行くかなど、知っておくべき重要な場所も教えておくこと。
- 他の子どもたちと知り合いになることで、子どもたちは自分の居場所を見つけることができます。到着したら、子どもたちや知り合いの保護者と立ち止まって話をするようにしましょう。
- 別れの挨拶は短くしましょう。先生方は、子どもたちが落ち着けるようにサポートしたり、動揺している子どもを管理したりする経験が豊富です。
放課後
- お迎えの際には、先生に一日の様子を聞いてみましょう。
- 最初の数週間は、お子さんがとても疲れることが予想されます。家に帰ったら、ゆっくりと過ごす時間を作ってください。外で走り回ったり、絵本を持ってビーズクッションでくつろいだり、テレビの前で寝転んだりすることも必要です。
- 最初から午後の活動をたくさん予定しないで、まずは新しい日常生活に慣れさせるようにします。
- 栄養価の高いアフタヌーンティーを用意します。きっとお腹が空いているはずです。
- 家での生活に慣れるまでは、その日のことをあまり聞かないようにしましょう。夕食作りを手伝ったり、片付けをしたり、お皿を洗ったりと、何かをしているときのほうが、どんな年齢の子どもでも一日のことを話してもらいやすいものです。
- 学校関係の書類を置くスペースを確保しておきましょう。ニュースレター、許可証、保護者の支援要請などが殺到するのはこの時期からです。重要な日付を書き込めるように、カレンダーの近くにスペースを作っておくと便利です。
- 一緒に本を読む時間を作ってください。初日に一緒に読むための本を送ってくれる学校もあれば、そうでない学校もあります。しかし、最初から毎日一緒に本を読む習慣をつけましょう。