4ヶ月に及ぶロックダウンの後、オークランド市民は水門から放出された水のように逃げ出すと予想されています。
12月15日には、ワクチン接種者とCovid-19検査で陰性となった人々がオークランドを出て地方へ行くために市境が開放される予定です。
観光の専門家は、地方に殺到すると予想しています。
観光産業協会のクリス・ロバーツ(Chris Roberts)会長は、ニュージーランド最大の都市オークランドからひと気がなくなり、閑散とした雰囲気になると見ています。
「オークランドへの旅行者は増えるだろうが、オークランドがクリスマス期間中に空っぽになるのは通例なので、オークランド自体が観光ブームになることはないだろう」と述べました。
「オークランドという巨大なマーケットがあり、彼らがお気に入りの休日おでかけスポットに行くことは、他の地方にとってはるかに重要なことなのでしょう。」
ニュージーランド航空のウェブサイトでは、オークランドから人気の目的地としてクイーンズタウン、クライストチャーチ、ウェリントンへの航空券の予約に関心を示す旅行者が多く、オンラインアクセスは過去4ヶ月と比較して2倍になりました。
AA旅行・観光部門のジェネラルマネージャー、グリーグ・レイトン(Grieg Leighton)氏は、同様に予約の急増を見込んでいます。
「予約の急増は間違いなく予想されます。この急増には2つの層があり、1つ目の層は、友人や親戚を訪ねてくる人たちなど、移動するのに少し緊張している人たちです。そして2つ目の層は、今まで休暇を取るのを控えていて、オークランドを離れられず、少し気が狂いそうになっている人たちです。」
「人々は、清潔さと衛生に関連するCovidのポリシーについて、何らかの証拠や情報を持っているプロバイダーを強く求めているのです。」とレイトン氏は述べています。
ニュージーランド消費者機関の最高責任者であるジョン・ダフィー(John Duffy)氏は、予約する場合は購入前に利用規約を把握すべきだと助言しました。また、信号システムが変更され、旅行者が予期せず帰宅させられる可能性もあると言います。
「我々はロックダウンのリスクがあることは承知しており、宿泊施設の中には、政府による規制のせいで旅行ができなくなった場合でも、返金はしない、と言っているところもあります。もし、より厳しい払い戻し条件を設けている会社に予約する場合は、そのリスクを取ってもよいかどうか、(利用規約を)確認することが本当に重要です。」
また、旅行者は、ワクチン接種者、非接種者についての、宿泊施設の条件に確認することをお勧めします。
ダフィー氏は「ワクチン未接種の旅行者には宿泊施設を提供しないと言っているところがあれば、予約する前にそれを知っておく必要があります」と忠告しました。