ニュージーランド・中国自由貿易協定（FTA）のアップグレード議定書が、4月7日（木）に発効します。
FTAのアップグレードにより、木材や乳製品分野を含むニュージーランドの産業への参入条件が改善されます：
- ニュージーランドの約30億NZドルの木材・紙製品の貿易のうち、約99%が関税ゼロで中国に輸入されます。
- 2024年までに、中国へ輸出するニュージーランド乳製品の関税を全て撤廃します。
また、環境、空港オペレーション、オーディオビジュアル、不動産、広告、教育関連など、中国でのサービス提供を希望するニュージーランド企業の市場参入も改善されます。
このアップグレードは、関税以外の障壁の削減も提供します：
- 文書要件の簡素化（承認された輸出業者が商品の原産地を自己申告するオプションなど）や、主要港におけるニュージーランド企業専用の窓口を新設することで、中国への輸出がより容易になります。
- 現在、中国国境にあるニュージーランドの生鮮品（海産物など）は、6時間以内に出荷される見込みです。
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