起業家就労ビザ
起業家就労ビザ(Entrepreneur Work visa, 旧Long Term Business visa)は、自営業を希望する経験豊富なビジネスマンが、ニュージーランドで自分のビジネスを購入または設立することを可能にするビザです。
起業家就労ビザを取得するためには、申請者は以下の条件を満たす必要があります。
(a) 最低10万NZドル(運転資金を除く)の資本投資が可能であること(ただし、この要件が免除される場合を除く)
(b) 提案されたビジネスの成功の可能性とニュージーランドにとっての価値に関する要素にポイントを与える基準で120ポイント以上を満たすこと。
(c) 提案されたビジネスに特化した詳細なビジネスプランを持っていること。
(d) 申請日から遡って5年以内に、破産や事業の失敗に巻き込まれていないこと。
(e) 事業運営に必要な場合は、ニュージーランドの職業登録をしていること。
(f) 過去に詐欺や財務上の不適切な行為で有罪判決を受けたことがないこと。
(g) ニュージーランド移民局が定める健康状態や性格に関する居住条件、および英語の要件を満たしていること。
起業家就労ビザの申請が承認された場合、申請者はまず、ニュージーランドでビジネスを購入または設立(スタートアップステージ)するための12ヶ月間の就労ビザが与えられます。その後、申請者がビジネスプランに記載されている資本投資を行い、ビジネスを立ち上げたことを証明することができれば、起業家就労ビザの残りの期間である24ヶ月間が追加で許可されます(バランスステージ)。起業家就労ビザは、起業家居住(Entrepreneur Residence)のカテゴリーでニュージーランドの居住権を申請するための第一歩になることが多いです。