マウント・マウンガヌイの住宅に侵入したアザラシが海に戻されました。
8月の水曜日の早朝、海岸から約150mのところにある自宅でアザラシを発見したロス一家は大変驚いたと言います。
このアザラシは、2階で子供たちが寝ている間に、猫用の出入り口から侵入し、2時間ほど家の中で過ごしていたそうです。
このとき、偶然にも海洋生物学者であるフィル・ロスさんは、あいにく留守にしていました。
「全く呆れた話ですが、家族の緊急事態に限っては、海洋生物学者が家にいると便利だったのです」 と、ロスさんはガーディアン紙に語りました。「本当に、輝けるチャンスを逃しましたよ。」
ロスさんによると、妻のジェンさんは朝早くからジムに行き、7時に帰ってきてドアを開けると、アザラシを見つけたそうです。
ジェンさんは2人の子供を起こし、「新しいペット」を見に来させました。
アザラシは空き部屋やソファで過ごし、その後ジェンによって玄関から庭に連れ出すことができたとのこと。午前10時に自然保護局のレンジャーが到着し、アザラシを海へ連れ帰りました。
ロスによると、この時期に若いアザラシが歩き回るのは珍しいことではなく、離乳を終えて一人前になり始めたからだそうです。
ニュージーランドのアザラシは個体数が増えており、かつての縄張りの多くを再入植しています。アザラシは動きが素早く、身の危険を感じたら、人に危害を加えるかもしれません。また、伝染病を媒介することもあります。
自然保護省では、アザラシから20メートル離れ、大きな音を立てないこと、犬や子供を近づけないことを推奨しています。緊急時のためのホットラインがあります。0800 DOC HOT (0800 362 468)です。
画像著作権:ロス一家/The Guardian