ニュージーランドの第3四半期のインフレ率は、過去10年間で最速のペースで上昇しました。ニュージーランド準備銀行(Reserve Bank of New Zealand)は、インフレ率を1〜3%の目標範囲の中間点で維持することを目指しており、10月6日に政策金利を引き上げ、さらなる引き上げを示唆しました。
第2四半期のインフレ率が3.3%から4.9%に急上昇したことを受けて、通貨は上昇し、債券利回りは約3年ぶりの高水準となりました。エコノミストの予想は4.2%でした。ニュージーランド統計局が月曜日にウェリントンで発表したところによると、消費者物価は3ヶ月前に比べて2.2%上昇し、中央値である1.5%を上回りました。
詳細は以下の通りです。
- 新築住宅の建設価格は、この四半期で4.5%、年間で12%上昇
- ガソリン価格はこの四半期で6.5%増、年間で22%増
- 食料品価格は、この四半期で2.7%上昇
- 貿易品価格は前四半期比2.8%上昇、年間では5.7%上昇
- 為替の影響を受けにくい非流通品の価格は、前四半期比1.8%上昇
- 非流通品価格は、前年同期比で4.5%上昇