シンガポールの農産物商社であるオラム(Olam)社は、ワイカト州南部のトコロアに乳製品加工工場を建設することを計画しています。ワイカト地方で14番目となるこの牛乳加工場は、2023年に操業を開始する予定です。
同社は、国土情報省海外投資局と開発許可(資源利用承認とも)の取得を待っている段階ですが、オラム社はすでにニュージーランドで設立されているため、業界専門家は1億ドル以上の計画が承認されると予想しています。オラム社のニュージーランドの酪農分野への参入は、13年前にさかのぼります。以前は、ニュージーランド第2位の牛乳加工・輸出会社であるオープンカントリーデイリー(Open Country Dairy)社の株主でした。
広報担当者によると、新工場は海外の外食市場向けに乳製品原料を生産し、フル稼働時には新たに50~60人の正規雇用を創出する見込みだということです。