ワイカト大学は、2050年までに排出量を完全にゼロにするという目標の達成に向けて、世界初の「気候変動学」の学士号を開設しました。
来年から始まるこの3年制の学位は、科学的知識に加えて、経済、社会、政治のシステムや、マオリ族や太平洋地域の気候変動への対応についての理解を深め、将来の気候変動対策をリードする人材を育成します。
ワイカト大学の科学部長であるマーガレット・バーバー(Margaret Barbour)教授は、2050年までに排出量を正味ゼロにするという目標に向けてニュージーランドや世界が取り組んでいる中、温室効果ガスの排出量削減という課題にどのように対応し、環境変化にどのように適応していくかによって、私たちの未来が決まると述べています。
バーバー氏は、2050年までに排出量をゼロにするという目標に向けて、この資格を持つ学生はアオテアロア(ニュージーランド)や世界各地で求められるだろうと述べています。
この学位は、先週行われたジェームズ・ショー気候変動担当大臣をはじめとする要人が出席したオンラインイベントで、正式に発表されました。