経済学の専門家は、Covid-19（新型コロナウイルス）による国の経済へのダメージを防ぐためには、予防接種を受ける人を真剣に増やすことが最良の方法だと考えています。
マッセー大学の経済・金融学部のマーティン・ベルカ部長は、ワクチン接種率がもっと高ければ、国がロックダウンに陥る可能性は低く、経済に大きな影響を与えないと述べています。
ニュージーランドの経済は、昨年初めてCovid-19が発生した際の大規模なロックダウンから回復しており、今回のロックダウンからも回復すると考えられていますが、企業の信頼性が損なわれる可能性があるといいます。
「人々に（賃金）補助金を一定期間支給することができます。しかし最終的には、事業を縮小したり、海外に移転したりすることになるでしょう。」
ワクチンの展開は、ニュージーランドの将来の開放のためにも重要です。2020年以降、国境が閉鎖されたことで、ニュージーランドの2大経済貢献分野である教育の輸出と国際観光に影響が出ており、数十億ドルの外貨を失っています。
