準備銀行は政策金利を過去最低の0.25%に据え置いています。
エコノミストの間では、コロナのロックダウン再実施により、中央銀行はほぼ確実と思われていた利上げを延期するだろうと考えられていました。
RBNZ(ニュージーランド準備銀行)は、インフレ圧力の高まりや堅調な労働市場にもかかわらず、新たな感染症の発生による不確実性を考慮すると、政策の据え置きが妥当であるとしています。
「持続的な健康リスクの高まりは、世界的なサプライチェーンの混乱を促進し、生産能力を制約し、インフレ圧力を長引かせる要因となっています。今日、ニュージーランド全土でレベル4の活動制限が再導入されたことは、ウイルスがいかに予測不可能で破壊的であるかを示す顕著な例です」と述べています。
また、住宅価格も持続可能な水準を超えており、「供給の増加に伴う価格調整のリスクが高まっている」と指摘しました。
今後、状況の変化に応じて金利を引き上げる見通しであることを示しています。