法制度
法制度は、イギリスのコモンロー制度に基づいています。ニュージーランドの法律の多くは、英語やオーストラリアの法令に基づいています。
裁判制度は階層構造になっており、第一審の裁判所は地方裁判所と高等裁判所です。地方裁判所から高等裁判所へ、高等裁判所から控訴裁判所へ、控訴裁判所から最高裁判所への上告権があります。最高裁判所は、ニュージーランドの最終控訴裁判所です。また、環境裁判所、雇用裁判所、雇用関係当局など、いくつかの専門裁判所や法廷があります。
紛争を解決する手段として、仲裁はますます一般的になっています。仲裁は、当事者が別段の合意をしない限り、1996年の仲裁法(Arbitration Act 1996, UNCITRALモデル法に基づく)に準拠します。当事者が紛争を仲裁に委ねることに合意した場合、裁判所はその合意を支持し、仲裁合意の範囲内にある裁判手続きを停止しなければなりません。高等裁判所は、仲裁判断を裁判所の判決であるかのように執行します。