ワイカトに13のサプライヤーを持つニュージーランドの羊乳生産者は、中国での国際貿易博覧会後、新しい中国の販売代理店と契約を結びました。
中国国際輸入博覧会は通常、毎年開催される最大規模の展示会です。Covid-19(新型コロナウイルス)により主催者は規模縮小を余儀なくされたものの、重要な展示会であることに変わりはありません。
ニュージーランドからは、蜂蜜、ワイン、酪農、果物の輸出業者など22社が参加しました。
Covid-19の影響で今年の博覧会の来場者は限られていましたが、マウイミルク(Maui Milk、ニュージーランドの羊乳供給会社)のCEOであるLeah Davey氏によると、それでも約35,000人の潜在顧客が会場を訪れたとのことです。
中国資本の親会社であるマウイフードグループ(Maui Food Group)の代表として、ニュージーランドの羊乳への関心は非常に高かったと、Davey氏は述べています。
「現地で小袋(ミルクパワー)製品の新しい販売代理店を契約しました。」と彼女は語ります。
「これは多くの代理店と契約したうちの1つでしょう。興味は尽きません。中国人は、常に小型反芻動物の乳に価値を与えてきたため、他の国よりも羊乳の価値を理解しているのが一般的です。消化も良く、何年も使っていただいています。」
マウイミルク社はこの取引に価値をつけていませんが、同社は「高い野心」を持っているとDavey氏は述べました。
「株主は皆、5年以内に1億ドルのビジネスになると話しています。それは野心的ですが、ビジネスのブランドの部分を通して可能であることは確かです。」と彼女は続けます。
「私たちが知っているのは、私たちが生産を始める前の11年間、株主がその市場で取引をしていたこと、そして過去1年間に700%の成長があり、それが鈍化するとは思えないことです。」
マウイミルクには13の酪農家がおり、今年8月には8つの酪農家が新たに加わりました。5つは未開発の酪農場で、残りは牛乳酪農場からの転換です。通常、牧場には1000頭の搾乳羊がいます。
Davey氏は、昨シーズンの4つのサプライヤーが羊1頭あたりの生産量を2桁台後半で推移させ、春は実に順調であったと述べました。
この状況は、遺伝子が良い成績を残し始め、投資の重要性を強調していること、そして酪農家の経験値が上がり、成績が向上していることの2つの理由から、良い状況だと彼女は見ています。
マウイ・ミルクは来シーズン、さらに多くのサプライヤーを受け入れる予定ですが、それは既存の牧場が今年どれだけ余分にミルクを生産したかを見るまで、数字には表れないでしょう。
情報元:RNZ News