第一線の伝染病学者によれば、管理隔離施設(MIQ)はその目的を果たしているとのことです。
最近、MIQの抽選や緊急事態を理由にニュージーランドへの帰国が困難になっていることから、この制度に対する批判が高まっています。
Michael Baker教授は、MIQはその役割を果たしてきたものの、いくつかの厳しいトレードオフを伴ってきたと述べました。
ニュージーランドのジャーナリストであるCharlotte Bellisさんは今週、MIQの緊急枠を確保できなかった1人であることを明らかにしました。
Bellisさんは以前カタールのアルジャジーラで働いていましたが、妊娠しており、ドーハに滞在することができなくなりました。というのも、未婚の女性が妊娠することはドーハでは違法だからです。
MIQの枠を得られなかった彼女は、代わりに以前取材したアフガニスタンのタリバン高官から許可を得て、そちらに赴くことになりました。
Baker教授は、緊急時のMIQ制度に関与したり、専門知識があるわけではありませんが、Bellisさんのケースは優先順位が高いのは当然だろう、と述べています。
「国境を厳しく管理し、ニュージーランドに入国する人の数を週に数千人に制限すること、これは本当に難しい点だと思います。」
Bellisさんは、他の国も支援を申し出てくれているののの、制度に見放されていると感じると語りました。
「MIQはカテゴリーが限られているので、妊娠している場合、一刻を争うような予定された治療を受けなければならないため、本当に方法がないのだと思います。」と彼女はRNZに述べています。
Baker教授は、国境の規制は多くのニュージーランド人に個人的に大きな負担をかけたものの、国のCovid-19戦略の重要な部分でもあり、死亡率を低く保つのに役立っていると述べました。