ニュージーランド・ポスト(NZの郵便事業者、以下NZ Post)と乳業会社のフォンテラは、二酸化炭素排出量の目標達成を支援するため、代替燃料トラックを新たに導入することになりました。
NZ Postのトラックは水素燃料電池で、フォンテラのトラックはバッテリーで走行します。
NZ PostのCEOであるデイヴィッド・ウォルシュ(David Walsh)氏は、2030年までにカーボンニュートラルを目指す同社にとって、この水素燃料電池トラックは必要不可欠な要素であると述べています。トラックは、韓国で製造されたヒョンデ(日本では現代自動車またはヒョンデと表記される)のXCIENT(エクシエント)です。1回の水素充填で400kmの走行が可能で、年間170トンの二酸化炭素排出を代替することが期待されています。
フォンテラのトラックは、同社が保有する最初の電動ミルクタンカーです。1回の充電で140kmの走行が可能で、2分以内にバッテリーを交換することができます。フォンテラ社の最高業務責任者であるフレイザー・ウィネレイ(Fraser Whineray)氏は、このミルクタンカーはより環境に優しいエネルギーへの取り組みの一環であると述べています。
「電気自動車への移行は、脱炭酸につながるだけでなく、電気で走ることでコストが大幅に削減できるため、非常に重要だと考えています」とウィネレイ氏は語りました。
この電気トラックは、来月から運行を開始し、ワイカト州のワイトア地区で使用される予定です。