サマーアイス
長い乾季には、埃や土、油などが路面に堆積します。雨が降ると、路面は油分を含んだ状態になり、非常に滑りやすくなります。ドライバーにとって最も危険なのは、雨が降り始めた直後です。このような、冬の薄氷(black ice)に似た状態を「サマーアイス(summer ice)」と呼んでいます。
乾燥した天候が数日続いた後に少し雨が降っただけでも、このような状況を引き起こし、無防備なドライバーに危険をもたらす可能性があります。
サマーアイスの状態を管理する
サマーアイスは、路面に蓄積された物質であるため、その管理方法はありません。ニュージーランド運輸局(NZ Transport Agency)は、このような状況について警告を発します。しかし、このような状況下で安全を確保するためには、ドライバーがサマーアイスについて認識し、安全な運転を心がけることが重要です。
サマーアイス対策は、以下の方法で行いましょう:
- 長い乾季の後の濡れた道路では速度を抑える
- カーブでは特に注意する
- 前方の車との車間距離をとる
- 穏やかにブレーキとステアリングを操作する
- サマーアイスに遭遇した場合に備えて、移動時間を多めに確保しておくこと