グラント・ロバートソン財務相は、ニュージーランド最大の都市オークランドとコロマンデル半島で7日間のロックダウンが行われることから、同市・地域の企業は政府の賃金補助金を申請できることを発表しました。
ニュージーランドの他の地域でのロックダウンは3日間を予定していますが、オークランドとコロマンデル以外の地域の企業は、ロックダウンによって収益が40%減少すると思われる場合に、補助金を申請することができます。
賃金補助金は、2020年3月に行われた、最初のレベル4ロックダウン以降の賃金の上昇を反映して調整されています。これにより、以下のような企業が対象となります。
フルタイム相当の従業員、1週間あたり600ドル
パートタイム相当の従業員、1週間あたり359ドル
雇用主は、8月20日(金)から賃金補助金の申請が可能です。初回の支払いは3日後とし、2週間分がまとめて支払われます。
また、政府は「復活支援金」を用意しました。これは、ロックダウン状態により30%の収益減が発生した企業が対象です。支給額は、最大1,500ドルに加えて、フルタイム相当の従業員50人を上限に、1人あたりに400ドルとなります。つまり企業が期待できる総額は、最大で21,500ドルです。
自宅で仕事ができず、自主隔離せざるを得ないスタッフがいる企業には、政府が「休暇支援制度」を提供しています。この制度では、フルタイム労働者には週585.80ドル、パートタイム労働者には週350ドルを2週間分一括して支給します。
また、企業が受けることのできるもう一つの制度は短期欠勤手当で、1回限り(30日に1回)350ドルが支給されます。これは、新型コロナウイルス検査のために出勤できず、自宅で仕事ができない労働者がいる企業が対象となります。
詳しい情報や基準については、「Work and Income」から入手できます。
https://www.workandincome.govt.nz/covid-19/leave-support-scheme/who-can-get-it.html
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