ニュージーランドのCovid-19(新型コロナウイルス)についての信号機システムが終了しました。9月13日より、ヘルスケアおよび高齢者介護施設など(病院、薬局、高齢者向け居住施設など)を除き、公共の場でのマスク着用が不要になりました。
また、政府によるワクチンの義務化も9月26日に終了します。
ジャシンダ・アーダーン首相は、以下のような変更も確認しました。
- Covid-19が陽性となった場合、7日間隔離する必要はあるが、家庭内接触者は毎日迅速抗原検査(RAT)を受ければ隔離する必要はなくなります。
- 渡航者に対するワクチン接種の義務付けが廃止されます
- 65歳以上のすべてのニュージーランド人と50歳以上のマオリ族は、Covid-19の陽性反応が出た場合、自動的にCovid-19抗ウイルス剤を入手することができます。
アーダーン氏は、場所によってはまだマスクの着用を求められるかもしれませんが、それは政府の義務ではなく、それぞれの場所の裁量に委ねられると述べました。また、ワクチン接種の義務も雇用者の裁量に委ねられます。
Covid-19用の抗ウイルス薬を4万セット購入したことを発表しました。これらは、ニュージーランドの高齢者が自由に使用できるようになる予定です。抗ウイルス剤は、ウイルスに感染した初期の段階が最も効果的であるとのこと。
アーダーン氏はまた、制限の緩和が障害者や免疫不全の人々に不安を与える可能性があることを認めました。
「このような変更を行うのは、リスクが低くなったからであり、実際、今年の初めに比べて感染者は10分の1以下にまで少なくなっており、何重もの保護がなされていることを、キーウィ(ニュージーランド人)の皆さんに安心していただきたいのです。
「本日の変更に不安を感じる方もいらっしゃると思います。しかし、準備が整っていないと判断した場合には、このような変更は行わないことをお約束します」と述べました。
「最新の健康アドバイスによると、2月以降、感染者数、入院者数ともに減少し、国民は十分なワクチン接種を受けており、抗ウイルス薬へのアクセスも拡大していることから、ニュージーランドは前進できる状態にあります。」