今週、ニュージーランドは第8回目の中国語週間を迎えました。期間は9月25日(日)から10月1日(土)までです。
中国語週間の目的は、ニュージーランドと中国の文化的なギャップを埋め、キーウィ(ニュージーランド人)に中国語を学ぶことを奨励することです。
今年の中国語週間を記念して、オークランド出身の若手ポップアーティストVenice Qinさんは、彼女の中国人の祖先にちなんだ曲「Call my Name」を発表。また、ブラックファーンズのラグビー選手Tyla Nathan-Wongさんは、ニュージーランド中国語週間の公式アンバサダーに任命されました。
また、この週間は、児童書を通じた中国語の普及に努めています。過去5年間、ニュージーランド中国語週間受託団体(ニュージーランド・チャイニーズランゲージ・ウィーク・トラスト)は、3ヶ国語(英語、テレオ・マオリ(マオリ語)、中国語)の本を国内の学校および地区の図書館に提供してきました。今年は4000冊が配布され、初めてある1つのストーリーを録画した動画も制作されました。
ニュージーランド中国語週間慈善信託(チャリタブル・トラスト)の会長であるジョー・コフラン(Jo Coughlan)氏によると、この本は非常に人気があるとのことです。
「中国語、テ・レオ・マオリ語、英語が一緒になったこのような本はあまりないように思います。
「マオリ語や中国語、あるいはその両方など、生徒たちは自分たちの文化や言語が反映されているのを見て、とても興奮していると先生方はおっしゃっています。
コフラン氏は、複数の言語を学ぶことで脳が恩恵を受けることを示す証拠はたくさんあると言います。
「私たちは中国語の習得を奨励していますが、どの言語にも利点があります」と彼女は述べました。
コフラン氏は「中国にはたくさんの言語があります。ニュージーランドの学校や大学で教えられているのは標準中国語(マンダリン)です。例えば、私たちのウェブサイトでは、広東語でのサポート動画を見ることができます。」と続けます。
貿易に依存する多文化国家として、学生に他言語を学ぶ機会を提供することが重要であるとコフランは述べています。
「言語を学ぶことは、他の文化を知る窓となります。若者たちがキャリアを積み、明日のリーダーとなるために、他の言語や文化、この場合は中国語をより深く理解することは、旅に出るための準備となるだけでなく、他の文化の多様性を受け入れ、ニュージーランドにおける寛容さ、包括性、思考の多様性を促進することになるでしょう。」
中国語、英語、マオリ語で本が朗読されている動画はこちら:https://www.youtube.com/watch?v=zIomXJukBYU