中国系ニュージーランド人を狙った詐欺電話が今年に入って急増しており、注意が呼びかけられています。
フェイスブックの「Asians in New Zealand」に投稿した人たちから、中国大使館からの書類や小包の受け取りに関する「奇妙な電話」を受けた、という報告が寄せられています。
「週に2、3回は自動音声の電話がかかってきて、とても迷惑しています。ブロックしても、違う番号で何度もかかってきます。このままでは終わりがないような気がします」と話す人もいました。
「昼間に電話がかかってきて、そもそも私は中国のパスポートを持っているわけでもないので、かなり変な感じだった」と他の人も言っています。
「この男から何か情報を得ようとしたけど、彼はリーダーに何が起こっているのかを確認して後で連絡する、としか言わなかった…8を押してメッセージの内容を確認するようにという自動メッセージから始まって、それから人と話して、その人は標準中国語で話してくれたけど、彼は自分のスクリプトに慣れていないように聞こえたよ。」
ある女性がNewshub(ニュージーランドのニュースサービス)に語ったところによると、彼女と彼女の同居人は、中国語を話す発信者の電話を何度か受けたそうですが、彼らは「中国語を全く理解していない」と言います。
Netsafe(オンラインの安全を取り締まる機関)は、Newshubに対し、2019年移行多くの詐欺の報告を受けているが、昨年と比較して31.8%増加していると述べました。
「詐欺師は、中国大使館の電話番号を詐称して、中国国民のものと思われる名前の人に電話をかけてる」と広報担当者は述べます。
「お客さまを中国の警察につなぎます、と主張することが多い。これは、世界中の人々を対象とした詐欺だ。」
Netsafeは、ニュージーランドの人々に、この詐欺に関連して、以下のような行動をとるよう呼びかけています。
誰と話しているのかを確認すること。情報やお金を渡す前に、誰の代理で電話をかけているのかを尋ね、電話帳で公表されている番号を探して自分で電話をかけ、それが正しいものかどうかを確認してください。これは、発信者番号が正しい番号を示しているように見えても同様です。
お金を送ってしまった場合は、銀行または支払いに使われた組織に連絡してください。
機密性の高い個人情報を教えてしまった場合、iDCareのような個人情報保護サービスに連絡し、無料でサポートを受けることができます。
パスポートの情報を取られてしまった場合は、ニュージーランド移民局に連絡してください。
電話の発信元の番号、着信日時がわかるようにして、電話会社に報告してください。