ニュージーランドから400人近い学生が、首相奨学金を受けてアジアやラテンアメリカで勉強することになります。
クリス・ヒプキンス教育相は今週初め、このプログラムの目的は、Covid-19(新型コロナウイルス)の影響で数年間国境が閉鎖された後の、世界とのつながりを再構築することにあると発表しました。ニュージーランドの国境は、7月31日に全面再開される予定です。
「ニュージーランドは世界とのつながりを取り戻しつつあり、Covid-19の大流行以来初めて、ニュージーランド人はアジアとラテンアメリカでさまざまなプログラムに乗り出すことになります」と、クリス・ヒプキンス教育相は述べています。
この政府出資プログラムに参加する387名の大学生は、チリ、ブラジル、コロンビア、メキシコ、インドネシア、タイ、ベトナム、韓国、中国、日本、台湾、インドなどの国へ向かう30組のグループに参加する予定です。
奨学金には渡航費、宿泊費、学習費用が含まれています。
「台湾での9週間のインターンシップと起業家精神のプログラム、コロンビアでの4週間のアグリビジネス(農業関連産業)プログラム、インドネシアでの6週間のフードイノベーションスタディツアーなど、さまざまなプログラムが成功しています」と、ヒプキンス教育相は続けます。
「マラエ(マオリの集会所)、非営利団体TupuToa、ニュージーランドの8大学のうち6大学、テ・プケンガ(Te Pūkenga, 職業教育機関)、多くの私立高等教育機関など、多様なニュージーランド人が恩恵を受けることになります」
プログラムの大半は、環境の持続可能性に焦点を当てたものとなっています。
ニュージーランド政府が資金を提供し、Education New Zealand(ニュージーランド政府の留学促進機関)Manapou ki te Ao(マオリ語での名前)が運営する首相奨学金は、2013年以来、2,400人以上のニュージーランド人がアジアとラテンアメリカで学ぶプログラムを支援しています。